コロナウイルスの治療費用は?火葬費用は無料になる!?

コロナコロナウイルスにかかると治療費はどうなる?強制的に隔離されて14日間も治療されると治療費だけでも大変な金額になるので不安は大きい。さらにもし「志村けんさん」のように感染症となって、火葬されると火葬費用はどうなるのか?不安になります。実際に火葬現場で働く現場から報告します。
 

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指定感染症の治療費はどうなる?

政令が公布されています。

指定感染症は治療費がかからない!
新型コロナウィルス感染症を感染症法に基く「指定感染症」と検疫法に基く「検疫感染症」に指定する政令が公布されました。

 

このことによって、感染者や感染が疑われる人に対しては、次の措置が可能となります。

  • 感染が発生した状況・原因の調査、動向の把握
  • 就業制限
  • 公費による診察・検査・治療・入院費の公費負担
    入院費用が公費負担となり、患者の負担なく隔離措置を取ることができるようになります。

 
つまり、コロナウイルスに感染した場合の治療費は公費負担となります。
個人の負担はありません。

これで少しは安心できると思います。
保険証をもっていない人も大丈夫です。

次に、コロナウイルスで「志村けん」さんのように、最悪の場合の火葬代金はどうなるのか紹介します。
 

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コロナウイルスで火葬の費用は?

現在、ブログ管理人が住んでいる地域では、火葬費用は公的支払いで免除されるという、噂になっています。
実際にコロナウイルスによる死者の火葬はまだありませんので、費用については噂にとどまっています。

○一類感染症により死亡した患者の御遺体の火葬の取扱いについて(通知)〔墓地、埋葬等に関する法律〕

(平成27年9月24日)

(/健感発0924第1号/健衛発0924第1号/)

(各都道府県・各保健所設置市・各特別区衛生主管部(局)長あて厚生労働省健康局結核感染症課長・厚生労働省健康局生活衛生課長通知)

 
公的文書の中に、感染症にかかって火葬した場合の費用について、最後の方に次のように書かれています。
 

また、御遺体の搬送及び火葬に要する費用の負担は、検疫所長の行政処分として搬送及び火葬が行われる第3の場合を除き、一般的に搬送及び火葬に要する御遺族の費用負担との均衡を考慮しつつ、事例に応じて関係者間で十分に相談して決めることが望ましいこと。

 
上記のように書かれています。
つまり、「ご遺族の費用負担との均衡を考慮しつつ、事例に応じて関係者間で十分に相談して決めることが望ましい」と言っています。

火葬費用は100%公費で支払いますとは言っていません。

ところが、この事例に基づいてと言っていた当時の法律としては、コロナウイルスのような、国の機能を止めるまでの驚異的感染は起こらなかったので、再度考慮されるべきでしょうね。
 

コロナウイルスの火葬対応の仕方

感染症指定医療機関において一類感染症患者が死亡した場合の対応

1 対応の原則

(1) 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号。以下「感染症法」という。)第30条第2項の規定に基づき、一類感染症により死亡した患者の御遺体は、火葬しなければならないものとする。また、同条第3項の規定に基づき、御遺体は24時間以内に火葬するものとする。

 
通常の火葬の場合は、24時間以上経過しないと火葬はできないと決められています。
ところが、コロナウイルス感染症は、24時間以内に火葬すると決められています。
24時間以上と以内の違いは、緊迫感が伝わります
 

コロナウイルス感染症の火葬場は?

火葬場は、感染症指定医療機関からの距離等も考慮する必要があるが、点検口やデレッキ挿入口を開閉してのデレッキ作業が相対的に少なくて済む火葬炉を多く有するものが望ましいこと。

また、当該搬送事業者及び火葬場とあらかじめ必要な調整(御遺体の火葬場への搬入方法、火葬の具体的な手順や注意事項、手袋や骨壺など搬送及び火葬に必要な物品の準備、廃棄方法等)をしておくことが望ましいこと。

 
「点検口やデレッキ挿入口を開閉して・・・」とあるのは、感染症の場合は、炉内を窓から覗いたり、デレッキ(鉄の棒)などであまりかき回さない方がいいといっています。

では、実際の火葬場の対応はどうなっているのでしょうか?
私が勤務する火葬場では。
 

現実の火葬場の状況は?

私が勤務する火葬場で、コロナウイルスで亡くなられた方はまだいません。
ただ、情報としてはそろそろ「亡くなりそうだ」という噂・情報は届いています。

コロナウイルス感染でお亡くなりになった方は、「志村けん」さんと同じ非透過性の納体袋に入れられてきます。

火葬場では、その日の最後の炉を準備します。
1日の火葬遺体は、規模にもよりますが、10体が最大です(私が勤務する火葬場)。

その日の火葬予約にもよりますが、7体のときは、7体の火葬が終わってから、焼き場担当の係が1人残ります。
通常は3人~4人はいます。

炉前や炉の周囲の清掃係は、一切立ち合いません。
もちろん、案内係も僧侶やご家族も入れません。

コロナウイルス感染者を運ぶ霊柩車から、そのまま炉内に入れられる火葬場です。
係の人間は棺に触れることはありません。

炉内に入った棺は、直ぐに点火され火葬が始まります。

頭部から強力な火力で焼却していきます。
推定温度は1000℃以上の熱処理です。

100℃以上あればコロナ菌は消滅しますので、火葬が終わってからもコロナウイルスが残っているとうことはありません。
焼骨は高熱になっていますので、コロナウイルスの心配はありません。

 

コロナウイルスの治療費用は?火葬費用は・・・まとめ

コロナウイスルに掛かってしまったら、治療費は無料となっていますので、検査を受けることが先決です。

コロナウイルスで亡くなった人の火葬は、「無料」というはっきりした枠はまだありません。

 

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火葬

Posted by matuopride