遺産を独り占めしようとする姉に対して弁護士さんに相談した
「遺産の独り占め」「なぜそうなるの?」と父親が健在のときには思ってました。ところが、いざ、私の父親が亡くなって「遺産の独り占め」を姉がやってしまったのです。齢70歳になろうとするのに「遺産の独り占め」なんて恥ずかしい限りです。結果、プロの弁護士さんに解決してもらうことに。
遺産を独り占めの姉への提言
遺産を独り占めしようとする姉の心理が理解できませんでした。
何が姉をこんなに守銭奴に変えてしまったのかわかりません。
子どもの頃は、普通の感覚で接することができたのに。
私は現在、火葬の仕事をしていて、あの世とこの世の境界線にいます。
火葬炉の前がこの世。
あの世は火葬炉の中というわけです。
火葬のお仕事で火葬炉の中にスッポリ入って、残った灰を掻き出すのはあの世の入り口です。
この境界線に毎日のように立って1日10件ほどを見送る火葬人です。
この世で社会的地位が高かった人の棺。
逆に、生活保護を受けていた人の棺。
宗教が異なる人の棺。
火葬炉に入れば、すべて同じあの世の世界になってしまいます。
火葬の仕事を始めてから、生きる生活費以外のお金は必要ないことを知りました。
高価な葬儀や棺など要りません。
大切なのは、人の温かい心です。
火葬炉の中には、お金をどんなに持っていても通用しません。
ましてや閻魔大王に賄賂を渡そうとしているのでしょうか。
遺産を独り占めする姉の頭には、「地獄の沙汰も金次第」とでも思っているのでしょうか。
お金とは、ここまで人の心を変えてしまうのですね。
火葬の仕事をしていて、二つの感動した話
一つは、生活保護者の棺を火葬したとき
火葬炉にあと2分で入れようとしていたとき、一人の青年が花束を抱えて火葬場に走り込んできました。
生活保護者ということで、市役所の福祉課の人が2人立ち会うことになっています。
福祉課の係の人が、火葬の事務所に
「お参りする人がいますので、お時間少し頂けますか」
と。
青年が棺の上に花束を置いて、深々と両手を合わせてお参りされている姿を火葬場の隅で見つめることに。
棺に入った故人の生前の人柄がわかるような気がしました。
とても感動して、いまでも鮮明に覚えています。
人は、お金では決まりません。
一人でも丁寧に両手を合わせてくれる人がいるというのは
なかなかできるものではありません。
二つ目は赤いバラの花一輪
今でも覚えています。
棺の上に赤いバラの花が1本
火葬炉前の最後の別れが終わって、
赤いバラの花は、灰になってしまいました。
遺骨を骨壺に収めて、遺骨を抱きしめてタクシーに乗って帰って行かれました。
今まで一緒に暮らした連れ合いだったようです。
お金や葬儀に拘らずに、赤いバラの花一輪にすべてが託されていたように思いました。
少し、論題から外れましたが、遺産を独り占めするようなことはしない方がいいということです。
地方の村社会では今でも長男が家の跡取り
遺産を独り占めしようとする姉は、25歳のときに実家近くの隣町の義兄のもとにお嫁入り。
以来、50年もの間、形式的に言えば、他所の家の人です。
都会に出ているのは長男の私と近県に嫁いだ次女の姉。
長男が跡取りという考えを、私も今でも少し持っています。
古い考え方なのでしょうね。
地方の村社会では、今でも跡取りは長男だという考えは根付いています。
ましてや、私の家は2人とも姉は嫁いでいましたからね。
コロナの影響は大きかった
父親が他界したと同時に、状況は一変しました。
コロナの影響で、父親の葬儀に参列できなかったのは辛いことでした。
今思えば、遺産を独り占めしようとする姉にとっては好都合なコロナだったと思います。
父親が生前、生活費・預貯金・年金などを近くに住む長女にすべてを預けていました。
遺産をすべて姉が独り占めすることになっていったのです。
兄弟で遺産分割協議を提案
父親の葬儀が終わり、49日が終わり、初盆、1周忌と・・・、遺産分割協議なるものを姉二人に提案します。
長男である私の仕事と思って遺産分割の内容を手紙で義兄2人に送付しました。
ところが、1週間、2週間、3週間、1ヶ月待っても、返事はございません。
電話も手紙も届きません。
「遺産の独り占め?」
遺産に関するトラブルを数多く解決している、弁護士さんに問い合わせて見ることにしました。
すべて弁護士さんにお願いした方が安心
姉との遺産分割の件で、姉が遺産を独り占めするとは考えていませんでした。
姉に「話し合いをしましょう」といっても無視されてしまいます。
遺産を独り占めしようとする姉を交えて遺産分割手続きを進める際に、弁護士さんを代理人にすべて任せることにしました。
姉との話し合いを設けても、感情論だけが残って手続きは進みません。
遺産分割協議が成立したら、遺産分割協議書やその後の預金の払い戻しなど素人ではできないことが出てきます。
遺産分割調停や審判になった場合にも、弁護士さんに依頼して手続きを有利に進めることが出来そうです。
プロに任せることで、適切に遺留分の計算をしたう上で、姉に財産の返還を請求することになるでしょう。
そして、専門家にお願いすることで、早期に財産を取り戻せる可能性があります。
素人同士で、どんなに自分たちの気持ちだけを主張しても、解決されることはありません。
遺産の独り占めをしようとする姉から逃れるためには、1日も早く弁護士さんに相談しましょう。
相談した結果につきましては、次回の記事に掲載させていただきます。
現在は、弁護士さんに相談していて、弁護士さんが引き受けるか否かの回答待ちです。
弁護士さんもビジネスですから、遺産の金額、相続人の人数などなど検討されるようです。
きまりましたら、弁護士料金を詳細に報告しますとのお話しでした。
金曜日に相談しましたので、次週の水曜日までお時間くださいとのことでした。
遺産を独り占めしようとする姉に・・・まとめ
遺産を独り占めしようとする姉と話し合いをしても無理です。
嫌な感情論だけが残り、言葉でお互いを傷つけ合うのは止めましょう。
1日も早く、地域の専門の弁護士さんに相談しましょう。
素人では判断できないことばかりですので、お任せした方が早く解決すると思います。
ただし、弁護士さんはビジネスですので、すべてを引き受けてくれるわけではありません。
遺産の金額が大きく左右します。
少なくとも、1000万円以上がベースと言われています。
続いて、弁護士さんとの様子を記事にします。
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