子供が葬式に参列するときの服装は?大人がきちんと伝えるポイント

おはようございます。
『葬送人だより』ブログ管理人kandumeでございます。

昨日は友引の翌日ということもあり、葬式・火葬の件数が多かったですね。
そして、気になったのが普段着の子供の服でした。

葬式や火葬場は、子供であろうが静かにお亡くなりになった故人を送る場所です。

火葬場の炉前を走って遊ぶ子供さんに、注意も出来ず困り果てた1日でした(涙)。

この日の子供さんの服装は、公園で遊ぶ普段着のままと言った様子でした。
それでは、子供もわからないまま連れて来られたという感じです。

そこで今日は、葬式での子供の服装について記事にしてみます。
 

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経済面ばかりに気を取られて

お葬式に参列する子供の服装について、困ってしまうとおっしゃる方がいます。
それは、正式な大人みたいな喪服姿を連想されているのだと思います。

実はそうではなくて、黒いグッズであれば、泥などはきれいにふきとったり靴下は黒い靴下を履くなどすることを葬式に行く準備として教えることが大事です。

子供はそれなりに教えられたら、葬式というものをおぼろげながら受け止めるでしょう。

失礼のない服装とはどのようにすればいいのか、学区別に見ていきましょう。

葬式での赤ちゃんの場合

まさか、赤ちゃんには喪服はありません。

赤色や濃いピンク色などはなるべく避けて、白っぽいもので汚れていないおくるみや衣類で連れていきましょう。
帽子やヘアアクセサリーはNG
猛暑の夏場であっても、「肌着と紙オムツのみ」といったような恰好は避けましょう。

突然、泣いたりしたら葬式会場から一旦外に急いで出ましょう。

小学校入学前の子供は

保育所や幼稚園に通っている子供さんには制服があるはずです。
それを着せます。
お葬式ですので、ベレーボーなどの帽子は必要ありません。

私服しかない場合には、お別れの場にふさわしい服装を親が準備してあげればいいです。

黒や紺色、グレーなどのブレザーやジャケットなどといった落ち着いた色であればいいです。
カーディガンやベストといったものでもいいです。
なるべくフォーマルな印象を与えるよう服装に気を使って子供に着せましょう。

そして、葬式にふさわしくないものとして、

  • フリース素材
  • ナイロン製のもの
  • キャラクターのプリント
  • 豹柄
  • 華美な装飾
  • 毛玉だらけのもの
  • 食べこぼしで、シミや袖口の汚れ
  • ダメージ加工のファッション

 
などが葬式にふさわしくない服装です。

足元周り

黒の革靴があればベストです。
七五三のときに用意したもので大丈夫です。
ピカピカ光るものがついていないかチェックしてください。

また、音の鳴るものなどは絶対に避けましょう。
革靴をわざわざ購入する必要はありません。
子供の成長に合わせるのは大変ですからね。

スニーカーでもいいのです。
泥などの汚れはブラシで落として小ぎれいにします。

小さい子供の場合も、夏場であっても素足にサンダルというスタイルはNG。
必ず靴下を履かせてください。
 

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子供が小学校~高校

子供さんが小学校や高校生といった場合、制服があるときは制服で大丈夫です。

カッターシャツやブラウスは汚れていない清潔なものを着用しましょう。
そして、普段はあまり着ないアンダーですが、白無地かベージュなどのを着用するようにしてください。

シャツだけだと素肌が見えるような部分があります。
葬式ではできるだけ素肌を見せないというのがルールですから。

学校の制服が派手すぎて、葬式の場に合わないと思ったら、黒・紺・グレーなどのブレザーまたはジャケット(カーディガンやベストも可)。

なければ白無地シャツやブラウス、ポロシャツのみでも構いません。
できるだけフォーマルな印象を与えるようにしましょう。

私服の場合の基本は、黒と白のモノトーンが葬式にはいいでしょう。
黒の方が多くなるように、配色することができればベストです。

小学生、高校生ともなりますと、自分なりのファッションに拘る年齢です。
子供が好む洋服にしてしまうと、葬式の場にフィットしない服装になったりします。

そういったときは、親が葬式の意味を含めて「おしゃれを披露する場面ではない」ということを教えてやることも大切です。

  • ダメージ加工のジーンズやカーゴパンツ
  • ファッション性の強い七分丈やハーフパンツ
  • 色柄もののパンツやスカート
  • チェーンやビジューなどの華美な装飾
  • 派手な時計やアクセサリー
  • ヘアピンやゴムなども装飾の付いていない

 

高校生の足元周り

葬式ですので、黒の革靴がベストです。

なければ普段履きのスニーカーでも結構です。
汚れのひどいシューズはNGです。
汚れをブラシで拭き取るなど気遣いを怠りなく。

スニーカーで踵のつぶれたものはNGです。
そして、マナーとして覚えてほしいのが、ズボンのポッケに手を入れないことです。

葬式に参列するときは、靴下も派手な色柄ものは避けましょう。

「子供だから許される?」

とは、限りません。

子供であっても、葬式会場に弔問に来られている人たちに不快な印象を与えないようにするのも心配りです。

まとめ

ブログ管理人のkandumeが困ってしまった子供の行為。

親の姿勢を問われていると自覚し、「故人を偲んで集まる弔問客」にどんなに盛大な葬式をしても子供の服装や行動で台無しになってしまうこともあります。

葬式というものは、子供の年齢に合わせた形でマナー「相手の立場を思いやる行為」というものを教える数少ないチャンスでもあると思います。

子供用の喪服を揃える必要は全くありません。
大事なことは、葬式を通して子供なりの配慮の仕方を覚えるということです(汗)。

 

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