遺骨どうする?遠くて運べないとき「アマゾン+ゆうパック」

地方の菩提寺から遺骨を東京に運びたい!改葬するために今までのお寺さんからご先祖の遺骨を、新しい納骨堂に移したいとき意外と業者さんはいないものです。先祖の遺骨は少なくても3つや4つはあるものです。私は3つを郵パックで梱包して本山納骨にしました。そのときの流れを記事にします。

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葬儀後の遺骨はどうする?

普通といいますか、一般的には葬儀が終わった後の遺骨は、多くの人は自宅に持ち帰って小さな祭壇を設けて安置します。

四十九日法要までは、自宅でお参りするのが普通です。

遅くても、1周忌までには納骨しましょうと洗脳されていますが、決まりは一切ございません。
火葬後に「火葬埋葬許可証」があれば、納骨の期限は決められていません。
むしろ、ずっと自宅や遺族の手元に置いていても何ら問題はありません。

そうは言っても、いつまでも自宅に留めておくのも如何なものかとも思います。

私の場合はちょっと変則的なケースになりました。
今回のコロナ感染病の影響で、東京から地方に帰省できない状況でした。

父親の遺骨は、故郷の菩提寺に、祖父母と一緒に眠る手はずになっていました。
ところが、私の家庭は、長男の私が東京に出てきていますので、今までのように田舎でお墓を置いていても誰も継ぐ者がいないのです。

そこで、葬儀後遺骨を菩提寺に預かってもらうことに姉がご住職さんにお願いしたのでした。
ところが、このような家庭事情を察知してか、ここから大波乱が起きるのです。

初七日が過ぎ、四十九日の法要が終わって、田舎に住む姉から突然手紙が届きました。
 

菩提寺の住職のお話しの内容とは?

突然、四十九日が終わるや否や、田舎の菩提寺のご住職からのお話しということで、田舎に住む姉から手紙が届きました。
そこに記載された驚きの内容とは?

「遺骨どうする?」という冷たい文字が書かれてました。
「あなたが長男だから決めなさい」と。

納骨堂の件で、和尚さんから話がありあした。「新しく納骨堂を建設したので、次の三つの中から決めてください」
という、手紙の内容でした。

  • 1. 永代供養を申し込む
    永代供養料 百万円(毎年の維持費用は不要)
    お寺さんが存続する限り供養してもらえる
  • 2. 納骨堂を購入する
    購入費用 60万円
    (毎年の維持費用13,000円)
  • 3. 檀家を抜ける
    現在、預けている3人分のお骨を引き取る

 

期限は、8月末日を目途にというご住職さんのお話しの内容でした。

 

なんとも、寂しい限りの文面でした。
「遺骨どうする?」という言葉が、脳裏から離れず、急ぎお墓を購入するか、永代供養や海や山林に散骨するかいろいろ考えました。

生前の父親は、宗教心はまったくと言っていいほどありませんでした。
まさに、葬式仏教とは父親のことのようなものでした。

そこで、いろいろと考えた挙句に、ご先祖の遺骨を本山納骨(永代供養)という方法にしました。
本山納骨で有名な京都のお寺さん(知恩院さん)に永代供養することにしました。
 

知恩院さんを選んだ訳とは

いろいろな選択肢の中から、知恩院さんを選んだ理由は?

  • 本山納骨(宗教が問われない)
  • 本山納骨の費用が安い
  • 永代供養で今後一切の費用がかからない
  • 本山納骨で知恩院さんは大きなお寺さんですので安心
  • 京都ですので、年に1度観光を兼ねてお参りに行ける
  • 次世代の子どもたちに負担が掛からない
  • 知恩院さんというネームバリュー

 

今までのご先祖様を永い眠りから覚ますような、遺骨の移動をしなければなりません。
遺骨どうする?の方法がわかります。

 

遺骨どうする?ゆうパックだけが運べる!

宅配業者であればどこに依頼してもいいというわけではありません。
唯一、遺骨の宅配を許可されているのは「ゆうパック」だけです。

佐川急便やヤマト運輸といった宅配業者では、遺骨の配送は許可されていないのです。
日本郵政だけが許可されていて、他の業者は約款で遺骨の配送は禁止となっています。

日本郵政の「ゆうパック」で遺骨の配送を行うのですが、遺骨だけは損害賠償の対象外としています。
一般の損害賠償制度では、万が一配送荷物が壊れたり、無くなったりした場合、最高30万円まで損害賠償をしてくれます。

ところが、遺骨は商品ではないため価値が付けられません。
そのため、汚したり、損傷があったり、紛失などがあっても保証はしてくれません。
 

遺骨どうする?梱包の仕方

郵便局の「ゆうパック」で配送してもらえることはわかりましたよね。
間違っても、郵便局に遺骨を骨壺のまま持ち込んではいけませんよ。

骨壺の水を切る
何十年もお墓に眠っていた骨壺には、よくあることですが骨壺に水が溜まっています。
梱包する際には、一旦、骨壺の蓋を開け、中をよく調べてから梱包作業に入りましょう。

水が骨壺に溜まっているときは、水を吐き出しましょう。
骨壺周りに古新聞で巻いて梱包します。
骨壺の蓋を固定する
骨壺の蓋は、焼き物で作られています。
ただ、上から乗せるだけの蓋と、蓋が外れないようにロック式のものがあります。

骨壺の蓋が衝撃で外れたりしないように、テープなどで固定しておきましょう。

できることであれば、プチプチなどで梱包すると衝撃が和らぎます。
また、外箱と骨壺の間に、新聞紙を丸めてクッション材と水こぼれ防止にもなります。
(タオルなどもいいですね)

遺骨の梱包材料が販売されている

遺骨,どうする
お遺骨をゆうパックで郵送する場合の梱包キット (6~7寸用)送骨専用梱包キット|送骨キット|送骨箱専用箱|外装は上品な白色の箱です

・骨壺専用段ボール(クッション材付)※画像の骨壺カバーは付属しておりません
・骨壺発送専用ゆうパック送り状(着払い・元払い)
・ガムテープ
・梱包キット説明書
≪段ボールサイズ≫ 内寸 タテ260×ヨコ280×高さ320(箱の大きさ100サイズ)無駄なスペースが無いので送料もお安いです。 6~8寸までの骨壺が骨箱ごと(カバーや風呂敷に包んだ状態でも)入る特注段ボール箱です。

ゆうパックの送り状までが梱包されています。
梱包材料の価格は、1セット3,850円

品名の欄には「遺骨」と記入してください。
受付の係の人は、一瞬固まりますが大丈夫です。
犯罪をしているわけではありませんから・・・。
 

ゆうパックの価格表

サイズは荷物の(縦・横・高さ)の合計が170cm・重さ25kgまでの荷物をゆうパック基本運賃で発送できます。

サイズ 県内 北海道 東北・関東・信越・北陸・東海 近畿 中国・四国 九州 沖縄
60サイズ 810円 1,300円 870円 970円 1,100円 1,300円 1,350円
80サイズ 1,030円 1,530円 1,100円 1,200円 1,310円 1,530円 1,630円
100サイズ 1,280円 1,760円 1,330円 1,440円 1,560円 1,760円 1,900円
120サイズ 1,530円 2,020円 1,590円 1,690円 1,800円 2,020円 2,170円
140サイズ 1,780円 2,260円 1,830円 1,950円 2,060円 2,260円 2,440円
160サイズ 2,010円 2,490円 2,060円 2,160円 2,270円 2,490円 2,660円
170サイズ 2,340円 2,850円 2,410円 2,530円 2,640円 2,850円 3,060円

遺骨をどうする?遺骨どうする?遠くて運べないとき・・・まとめ

遺骨は宅配業者の中でも「ゆうパック」なら配達してもらえます。

遺骨の梱包作業の注意点は、骨壺の中の水は必ず抜き取ることです。
骨壺の蓋が外れないように固定しましょう。

梱包作業の材料をアマゾンでは、セット販売しています。
このような箱に梱包して郵便局に持ち込めば、配送してくれます。

 


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