精神的に楽な仕事は火葬場?給料は安くても残業なしの魅力は大?

こんばんは。
『葬送人だより』ブログ管理人kandumeでございます。

今日は、火葬場の仕事で精神的に楽な仕事として火葬場を紹介しようと思います。

 
精神的に楽な仕事と、荒っぽく片づけてしまうのもよくありません。

どんな精神的な面があるのか?

仕事が楽とは肉体的な面なのか?

どんな職場にも必ずストレスや不満はあるはずです。

あなたも仕事場の環境や人間関係に悩みを持っている筈です。

だからと言って、何度も仕事を変更するのは好ましくありませんよね。

そこで、他人がやっている仕事をブログで体験してみてください。

あなたにとって、精神的に楽な仕事として火葬場は魅力があるのか?
現実的なところを記事にしていきますので、参考にしてみてください。
 

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精神的に楽な仕事の火葬場の近況

人手不足で火葬場の請負業者は困っているのが現状です。

火葬場の仕事と言っているのは、火葬を主に行う人を中心にしてます。
火葬場には受付の事務職の人もいます。

また、火葬場の掃除をする人もいます。
そして、火葬斎場周りの掃除(草取り業務)の人もいます。

火葬場で権限の大きい人は、市営斎場であれば、管理する市の職員>次に火葬人>事務職員>掃除人>草取りの人、といった力関係になります。

社会的に意外と知られていない火葬場の力関係ですね。

もちろん、火葬場と言えば、昔から地位的には低い職業といえますね。

その証拠に、火葬場で火葬人をしているとは表だって公言している人は少ないと思います。
昔からいわれるように、身分的に低い職業という考えは、未だに消えてはいません。

「火葬場で写真を撮影してはいけない」という理由は、火葬人の顔が撮影されて、火葬人の子供さんが学校でいじめにあったことからだといいます。

このような社会的視線、好まれない職種であることは事実です。
何をもって楽な仕事として紹介していけばいいのか、と躊躇するところもありますが、火葬の仕事内容を具体的にしていきますね。

売上やノルマは一切ない仕事場

一般的な会社で、「今月の売上成績一覧を毎日のように付きつけられて」といったことは斎場仕事では一切ございません。

精神的な面では、100%クリアーされます。
売上で悩むことはありません。

毎日、どのような状況になるのか、斎場全体も動かしようがありません。
斎場の許容範囲で、粛々とすすめられています。

棺桶の数が多いから、残業といったことは一切ありません。

朝8:30に出勤して、夕方5:15には終業となります。

友達との約束時間は、間違いなく守れますからご安心。
残業の心配は必要ありませんから、副業ができます。

また、スポーツジムに通ったり、計画的に時間の有効活用ができます。
(ただ、給料が薄給なのでジム通いは?ちょっと・・・)

火葬の仕事はルーチン

火葬の仕事内容は、1度覚えてしまったら、すべて同じことをルーチンにやるだけです。

この棺桶は?
とか、

何も考える必要はありません。

棺に入った仏様を炉内に入れて、火葬される時間が過ぎるのを待つだけです。
1体、約1時間ほどですね。

問題は、火葬という仕事の問題となるところは、「棺桶の火葬に精神的に弱い」といった人は無理です。
最初に棺が炉内で燃えます。

そして棺桶に「炎」が回ります。
黒く焦げていきます。

その様子を直視することもあります。

精神的に問題となるのは、ここの部分です。

残りは、焼却のときの「臭い」に耐えることができるか?
ここも大きな問題ですね。

個人差がありますので、現場で体験しないと分からない部分です。

最初の1か月くらいは、ショックがありますよ。
これは、だれもが通る普通のことです。

次にやるのは、骨の並べですね。

 

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火葬後の骨に触る

火葬された直後の骨は、真っ赤です。

少し冷ましてから、別の台に骨を整えていきます。
これを整骨といいます。

中学の理科の実験室にあった、骨の模型を想像してください。

この骨の模型と同じように、隣の台に並べます。

このとき、骨を触ります。

このときも人それぞれで、精神的な面が問われることになります。

火葬炉の熱で、メガネは曲がってしまいますよ。
(作業用のボロッチい眼鏡をします)

お亡くなりになった生のままを処理される納棺士さんと比較すれば、綺麗なものです。
焼かれたものですので、臭いなどはありません。

私が苦手なのは、背骨の部分の茶色になっているところに触るのが今でも苦手ですね。
なぜだかわかりません。

ずっと鳥肌がたっています。

このように、実際に体験してみないと分からない精神的な面が結構あるんです。

「大丈夫!」「大丈夫!」

と、強がっていても精神面だけは消すことはできないんです。

精神的に楽な仕事って、ここまではなんとか火葬の仕事についていけそうですか?
次は遺族の前で、骨の説明です。

収骨室で遺族に説明

火葬の最後の仕事ですが、収骨といって、ご遺族の前で骨壷に骨を納める仕事です。

ご遺族の前で、変わり果てた骨になってしまった故人の骨をご遺族に説明しながら骨壷に納めていきます。

最後は埋葬許可証まで骨壷に入れて終了です。

ご遺族のお見送りをして終了です。

この流れを火葬場の規模に応じて繰り返します。

火葬が多いところは、1日20~30体といった具合で、繰り返し行われています。

もちろん、あなたが就職するといった場合は、1日最大で何体?かは教えてくれます。

多いところは、火葬人も多くいますし、火葬炉も多く設置されています。

そんな火葬場の働く空気として説明しますね。

精神的に楽な火葬場?

一般の会社のようにノルマといったものはありませんが、毎日、毎日、火葬場ですので棺桶を焼くのが仕事です。

自然と会話のトーンも下がりますし、ニコニコなんかしていると困りますよね。

目に見えない配慮が必要とされる仕事場です。

斎場によっては、派手な色の服装はタブーとされていますし、茶髪などは禁止です。
(出勤状態での服装ですけどね)

このように毎日、毎日がトーンが下った状態だと思ってください。
自然と日常生活でも、前向きな展開にはなっていきません。

どちらかと言えば、暗い、暗いイメージになっていくんですね。
考えなくても生活できるんですから。

ちっとも、本当の意味での精神的に楽な仕事ではありません。

楽な仕事といっているのは、肉体的な作業量のことです。
肉体的には、重い物を運ぶこともありません。

重い物といえば、骨ぐらいの重さ(骨壺)ですから、楽です(汗)。

そして、楽なのは、火葬の棺桶が少ない日は、何もすることはありません。
じっと、火葬の事務所で椅子に座っているだけです。

誰も口を開くことはなく、黙って終了時間を待つだけです。
暗いんです(汗)。

実際に、体力的には楽ですね。

火葬の仕事はその日で終わり

火葬の仕事は、先取りして作業を行うことは出来ません。

その日が終われば、1日が終わりです。

何も考える必要はありません。

最後は、「お疲れ様」と言って各々自宅に帰るだけです。

そして、また明日「おはようございます」と言って、黙々と火葬するのです。

一般の会社の営業であれば、明日は何時に○○のお客様に、朝一番で電話して・・・。
などなど、営業計画を段取りして、頭の中はグルグル回っていますよね。

火葬場の仕事は、その面では精神的に楽といっていいでしょう。

楽な面もあるのですが、職場ですので周りとの人間関係はとても重要です。

火葬の仕事は人間関係が重要

火葬場には、どこの火葬場においても上下関係がございます。

一般的には、火葬場の業務全般を請負っている民間会社が普通です。

そこには、斎場を管理する市の職員が在職しています。

その下に請負業者のトップとなる火葬人のリーダーがいるのです。

火葬人のリーダーは、どちらかと言えば昔堅気の頑固なおじいさんが多いんですね。

火葬に拘りを持っていて、とてもうるさいんですよ。

最も性格が出るところなんです。

このトップの火葬人に好まれないと、あなたが働くところはありません。

どんなに火葬の仕事ができても、この人間関係だけはクリアーしないと働けません。

つまり、火葬場でも人間関係はつきまとってくるということです。

実際に私の職場でも、トップの火葬人と性格的に合わなくて、何人もの人が辞めていったということはあります。

人間関係は、仕事上、どこにでもありますから、こればかりはどうしようもありません。

ここら辺も、精神的に楽とは安易に片付けるには無理がありますよ。

残るのは後、待遇面ですね。

火葬場は薄給に泣く

火葬場での給料なんですが、みんなが嫌がる仕事にしては少なすぎます。

年齢に関係なく、20万円が基準です。
そこから厚生年金などなど引かれると、手取り17~18万円が相場ですね。

火葬場の仕事だけでは、普通の生活はできませんね。
極貧生活が普通になっていきます(汗)。

火葬場で働く人には、副業がおすすめです。

火葬場と副業で生計を立てる

火葬場の仕事で魅力があるのは、残業なしということです。

この特典を生かして、副業を探してください。

最低限の生活はできます。火葬場で働いても。

その中で、将来希望する職業のために資格勉強をするとかして副業を持つことですね。

私の場合も副業をやっていて(FXみたいなもの)、ウエイトをバランスよく保ちながら楽しんでいます。

火葬場で働くには、副業が大事です。

人間関係が希薄な火葬場と薄給であるならば、せめて福が転がり込んでくる副業は必要です。
 
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まとめ

  • 火葬場の仕事は、精神的な面は経験しないとわからないところがある
  • ノルマなどのプレッシャーはありません
  • 火葬の仕事はルーチン
  • 火葬場の仕事内容
  • 火葬場の日々の圧迫感
  • 火葬場の人間関係
  • 火葬場の薄給
  • 副業が必要

 
「精神的に楽な仕事は火葬場?給料は安くても残業なしの魅力は大?」ということで、実際の現場を見て貰いました。

いかがでしたでしょうか?

給料が安くても精神的に楽な方がいいと言う人も、どこかにスッキリしないところがあって当然です。

どこかで妥協点を見つけて、次のステップに行ってください。

 


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火葬

Posted by matuopride