夫が亡くなると困る!今すぐ携帯電話の解約に必要な書類とは

急に夫が亡くなって、夫が使用していた携帯電話が机の上に残ってしまった。
本人が亡くなっているにも関わらず毎月の請求だけはきちんと差し引かれている。

この携帯電話の解約に急がなくては・・・。

亡くなった夫が契約していた携帯のサービスを洗い出して、解約の手続きをしなければなりません。

固定電話などはNTTに連絡して、解約または名義変更を行えば、意外と簡単に契約解除ができてしまいます。

ところが、ちょっと面倒なのが携帯電話の解約です。

夫を亡くして寂しくなって心が沈んでいるというのに、亡くなった夫が使用していた携帯電話の解約は必ずしなければなりません。
斎場の仕事をしていますと、いろいろなことが起きます。
一番あわてたのが、「棺の中に携帯電話を入れたので出して欲しい」という遺族からの依頼でした。
結果としては、無事に携帯電話を取り出して渡すことができました。

お気持ちはわかるんです。
いつも愛用されていたので、向うの世界でも携帯電話を使ってもらいたいと、ついつい棺にいれてしまったとのこと。
携帯電話は、解約のときに必要ですので、棺にはいれないようにしてください。
解約に必要な書類など調べてみました。

 

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NTTドコモ携帯電話解約に必要な書類

携帯電話会社の店舗では、あなたの夫が亡くなったという事実を知りません。
解約手続きをとらないと、どんどん不要な料金がかかってきます。

  • 店舗に出向いて死亡が確認できる書類
  • 来店者の本人確認書類

などの書類を持って解約手続きの運びとなります。

いきなり店舗に行って解約手続きはできませんので、事前に用意してからにします。
普段から携帯電話の店舗は込み合いますので、2度手間にならないように。

死亡が確認できる書類

役所の方に死亡届けはすでに済んでいると思いますので、以下のどちらか1つをご用意してください。
携帯電話の所有者の確認は、最近特に厳重に扱われます(オレオレ詐欺の関係で)。

  • 印鑑
    実印でなくても結構です。
  • 戸籍謄本こせきとうほん
    戸籍謄本 手数料:1通450円程度
    戸籍に記載されている全部を写したもの
    夫の名前や亡くなった日が記載されていればOKです。おすすめは戸籍謄本ですね。
    携帯電話の店舗で、夫の死亡が確認できて、携帯電話の契約者であることが一致すればいいだけですので、深く考える必要はありません。
  • 住民票除票じょひょう

    当該亡くなられた家族の方が2人世帯以上の場合(複数で暮らしていた場合)
    1人世帯の方が亡くなった場合は、その住民票は「除票」となりますが、2人以上の世帯で、他に生存されている世帯員(ご家族)がいる場合には、住民票は除票とはなりません。
    生存されている世帯員(ご家族)がいる場合には、「住民票の写し」が交付されることとなります。注意事項として、窓口で請求される際に必ず「除かれた者(死亡した者)を含んだものが必要」である旨を伝えて下さい。何も伝えない場合、死亡者が省略された住民票の写しが交付されてしまいます。

    ※ ご家族が亡くなられた場合は、戸籍の死亡届の提出により、住民票にも「亡くなった日」、「死亡された旨」等が記載されます。死亡届を出していない場合は、住民票の除票も作成されていないので、ご注意下さい。

 

この他に医者による死亡診断書でもいいのですが、取得費用が高すぎます。
死亡診断書は止めましょう。

来店者の本人確認

これは来店者の本人確認ですのでなんでもOKです。

  • 運転免許証
  • 保健証
  • マイナンバーカード
  • パスポート

 

必要な書類は以上となります。
携帯電話会社の窓口で必要とされるものがあります。
 

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携帯解約に必要なSIM

夫が亡くなる

携帯会社では、携帯解約のときSIMカードを必要とします。
ですから、携帯電話の本体は所有権がありますが、SIMカードが契約解除手続きを行うのに必要とされています。

また、夫が亡くなると非常に困るのが、携帯電話での有料アプリサービスの利用確認です。
夫の携帯のアプリまでは、ほとんどの人が把握していません。
最終的には利用明細をチェックするしかありません。

端末から解除できるものは即座に解除しましょう。

一般的には、携帯電話を解約することで、アプリの有料サービスは解除されますが、注意してほしいものがあります。

それは、ヤフオクの会員になっている場合、アマゾンの会員になっている場合です。
カードでの自動引き落としができなくなったときには、郵送で請求書が送られてきます。

ここまでで、わかりやすく纏めますね。

  • 印鑑
  • 戸籍謄本
  • 携帯電話SIMカード

 

夫が亡くなって契約していた場合は、手続きの際に上記3つを持参します。

携帯契約店舗で諸問題を相談すること

契約解除料が発生するかも(税抜9,500円)?
多くの人は携帯の契約期間を2年契約にしていると思います。

夫が亡くなられた日が、運よく2年おきにやってくる契約更新の期間であれば契約解除料は発生しません。
ところがそうはうまくいかないものです。

携帯会社の窓口でしっかり相談をして、解除料金が発生しない方法を検討してください。
もちろん、窓口では親身になって相談に乗ってくれます。

本体のローンの問題や、子供に譲りたいとか、できるだけベターな方法が取れるように、まず、相談しましょう。
そうそう、携帯アプリの有料サービスも確認しましょう。

夫が亡くなると困る!今すぐ携帯電話の解約に必要な書類とは まとめ

昔の「ガラケー」であれば簡単なのですが、「スマホ」はちょっとやっかいですよね。
ほんとうに困ってしまうのは、ネットバンキングのログイン情報、SNSへのログイン情報、クレジットカードの明細などの情報があります。

亡くなられた夫のスマホがログインされて使える状態であっても、サービスを解除するのは至難の業です。

故人が使っていたすべてのクレジットカードの解約が急務です。
新たな課金が発生しないようにします。
その後、郵送で連絡が来たものから解除するようになります。

夫婦であれば、お互いスマホ関連の主なサービスのIDとパスワードは、お互い「見ない!」という約束で、エンディングノートとして作成するべきですね。
現実では、これは無理みたいですけどね。
携帯が浮気の温床になっているとは?(笑い)



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火葬

Posted by matuopride