葬式日程の決め方がなぞ?火葬場や葬儀場の空きを確認する方法
こんにちは。
『葬送人だより』ブログ管理人kandumeでございます。
ご家族の大切な人が亡くなったとき、葬式日程を決めなくてはなりません。
それも急いで決めなくてはなりません。
最近は高齢化という社会状況もあってか、火葬場や葬式会場がタイミングが悪いと空いていないので7日以上も待たされたという話を聞きます。
実際に、そんなに混んでいるのかブログ管理人kandumeは疑問に思うことがあります。
それは、ブログ管理人kandumeが勤務する火葬斎場では、フルに火葬が予定されているわけではありません。
どちらかと言えば、友引きの後はタイミングが悪く、火葬件数は多くなっているのは事実ですが・・・。
それ以外は、7日以上も待ってもらうということはございません。
それでは、葬式日程の決め方がなぞ?、火葬場や葬儀場の空き状況を確認する方法などを記事にしてみます。
市営斎場の空き状況を確認する方法
@haruyukisuzuki 因みにウチは葬儀社に火葬場の空き状況で嘘付かれ騙されたのでY浜市営斎場の業者コードを持っていますw 当方で空き状況が分かりますww
— Takaoki_Honda (@JZ1300) 2012年2月22日
騙すつもりはなくても誤解を与える表示に、ご遺族は騙されたと感じるでしょうね→「全てコミコミ」で追加料金はダメ 葬儀社に措置命令:朝日新聞デジタル https://t.co/1kFBYngtVh
— ドライアイスに代わるごお体冷却〜アイクーリングの登喜 (@tokilife) 2019年6月14日
これらツイッターの記事を掲載いたしましたのは、葬儀社の中でも問題ありの葬儀社さんがあるということを認識していただきたくてアップしました。
ブログ管理人kandumeの仕事上、「それはやりすぎではないか」という葬儀社があることは事実です。
それは、どういうことかと申しますと、火葬場には「お位牌」をもっているご遺族の方を斎場にご案内します。
祭壇の前に「お位牌」を飾りますと、8日も前にお亡くなりになっているという「年月日」でわかりました。
どんな理由があったか分かりませんが、この葬儀社はこのパターンが多いのです。
何日も荼毘に付すことが出来ないと、お体の管理費が費用に加算されていくという仕組みです。
市営斎場の連絡先
全国的に市営斎場は、市民のみなさんのために創られた斎場です。
お住まいの市役所の市民課に問い合わせれば、葬式日程の空き状況を教えてくれます。
一般的に市営斎場は、火葬場と葬儀場を併設しているのが多いです。
告別式の式場が確認できれば、火葬までの流れはそのまま時間の流れで分かります。
葬儀は約1時間30分、火葬は2時間をおよそかかると判断してもらえば、逆算して葬式日程を決めることができます。
そうです、市役所の市民課にお問い合わせください。
その前に、お亡くなりになった診断書や火葬許可証も市役所の市民課ですべてわかります。
もちろん、火葬後の分骨証明書の発行も市民課にお尋ねください。
市民課で得た情報をもって葬儀社と打ち合わせをする!!
裏付けとなる情報をもって、葬儀社さんと打ち合わせしないと葬儀社の思うがままに進められてしまいますよ。
そこで、葬儀社に頼んではいけないものとは?
葬儀社に頼んではいけない手続き
「葬儀社にすべてお任せ」といった喪主の方がいらっしゃいます。
これは危険なことです。
市役所への手続きは自分でやる
病院でお亡くなりになったら、診断書が医師によって作成されます。
このお亡くなりになった診断書を持って、市役所の市民課に手続きに行きます。
このとき、火葬場の空き状況、葬式の式場の空き状況もわかります。
この情報を持ちかえって、葬儀社の担当者と打ち合わせします。
葬儀社に全ての手続きを任せてしまうと、葬儀社の都合のいい日程で決まってしまいます。
ちなみに、葬儀社としての利益が薄いご遺族の火葬は、朝の早い時間帯が多いのです。
葬儀社が早く、仕事として手放したいという意図が見えているからです。
余談ですが、火葬場で働くkandumeは、すべてのごお体は平等にあの世に送っておりますのでご安心ください(汗)。
では、どんな葬儀社を選べばいいのか迷いますよね。
葬儀社の選び方
「葬式日程の決め方に疑問?」に大切なのは、葬儀社の選び方ですよね。
良心的な葬儀社を見分ける方法
- 積立金のシステムを利用していない
積立金のシステムはすべてがセット価格になっていて、「いざ葬式を」といったときにトラブルの原因になります。
事例としては、セット価格のオプションを下げることは出来なくて、グレードをアップすることについては問題ないといったようなことがおきています。 - 自前のセレモニーホールを持っていない
葬儀社自前のセレモニーホールを持っていると便利なように思えますが、葬式費用が高額となる理由です。
葬儀社のホールと市営斎場の値段の比較をすればすぐに分かります。
市営斎場は葬儀社の10分の1程度で済みます。
ちなみに、私が勤務する市営斎場は、葬祭室(葬儀会場)は市内の人は、2時間で10,800円で済みます。
追加料金1時間ごとに3,000円プラスといったところです。葬儀社のセレモニーホールの使用料を葬儀社さんにお尋ねください。
10倍以上はすると思いますよ。セレモニーホールの管理維持費は、すべて葬儀を行うご遺族の費用で賄われるのです。
市営斎場は利益優先ではございません。
市内の葬儀社の利益を優先するために、市民に広告をだしたり、「安価な市営斎場をお使いください」といった情報は一部の人しか知りません。 - 霊柩車を持っていない
霊柩車も維持費の問題です。
葬儀社の出番は月に何百件とはありません。1件の葬儀社で扱う葬儀は、月に平均して12件もあれば多いでしょう(地域にもよりますが)。
ブログ管理人kandumeの地域では、昔は月に4~5件で十分、葬儀社として生きて来れたと葬儀社のオーナーから話を聞きます。霊柩車の使用頻度が多くないので、霊柩車を持っていない方が管理費がかかっていないということになります。
- エンバーミングをすすめない
エンバーミングとは、交通事故や不慮の事故で、お体の損傷が激しく、ご遺族との対面にお気の毒といったことから、元の体に復元するといった技術です。
ですから、老衰や病院で普通にお亡くなりになった人には必要ありません。ところが、このエンバーミングを進める葬儀社が最近増えているのです。
このような葬儀社には注意が必要です。
ここまでは、葬儀社の選び方を読んでいただきましたが、正常な精神状態のときはご理解いただけると思います。
ところが、ご家族を亡くされて冷静に装っていても、気が動転されていることは仕方ありません。
次に、お坊さんの手配なのですが、ここにも落とし穴がありますからご用心です。
僧侶の空いている時間にも魔の手が?
菩提寺をお持ちの喪主は、住職を疑うことはありません。
一般的には、自分の家の宗派は分からないと言う人がほとんどです。
そのような葬式のとき、お坊さんも葬儀社にお願いするといった流れになると思います。
葬儀社さんは、いつも仲良くしているお坊さんに声をかけることになります。
葬儀社もお坊さんと仲良くして、お坊さんも葬儀社とよくしておかないと、お坊さんの仕事は回ってきません。
お互い、もちつもたれつといった関係といっていいでしょう。
この場合、葬儀社さんが依頼主になり、お坊さんは下請けという関係になります。
お坊さんの空き時間をコントロールするのは、葬儀社さんということになります。
そこで、お坊さんまで自分で手配するとなると、「アマゾンのお坊さん便」がありますね。
ほかには、「イオンお葬式」などがあります。
これで、「お坊さんが忙しくて葬儀ができない」という理由はなくなりますね。
葬儀社さんとの交渉術
なんだか、葬儀社さんをまるっきり信用していないのでは・・・と思ってませんか?
葬式日程を決めるための葬儀社さんとの交渉手段です。
葬儀社さんのメンツをつぶしてはいけません。
コミュニケーションを上手く取って、相手のメンツを保ってやることを忘れないでください。
葬儀社さんに説明したり、火葬場の空きを言ったりしないで、むしろさらりと質問するだけでも、葬儀社さんとの交渉に必要な知識になっているとおもいますよ。
まとめ
- 市営斎場の空き状況を確認する方法
- 市営斎場の連絡先
- 葬儀社に頼んではいけない手続き
- 市役所への手続きは自分でやる
- 葬儀社の選び方
- 僧侶の空いている時間にも魔の手が?
- 葬儀社さんとの交渉術
家族を亡くされて悲しいときに、必ず寄り添ってくれる葬儀社さんはいます。
偶然でいい葬儀社さんに巡り合うことはそうはありません。
自分で動けるところは動いて、情報を集めて、葬儀日程の打ち合わせで決めていきましょう。
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